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来年度入試から理工学部に女子特別枠を導入 九州産業大学
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週刊経済2024年7月10日発行号
募集人員はⅠ・Ⅱ期計24人
九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)は6月28日、2025年度入試から理工学部で女子特別枠を導入することを明らかにした。
現在、同大学の女子学生比率は33・7%(24年5月1日現在)と年々増加傾向にあるものの、理工学部の女子学生比率は6・2%(同4月1日現在)と水準が低いことから、「理工学部総合選抜型(女子特別枠)」を導入することで、女性研究者など人材育成を強化するのが狙い。対象学科は情報科学科および機械工学科、電気工学科の3学科で、募集人員は定員370人のうちⅠ期・Ⅱ期合計24人。選考方法は基礎テスト(英語と数学)、面接など。試験日はⅠ期が今年10月19日、Ⅱ期が同12月14日となる。なお、合格者は全員20万円の入学金を免除するほか、年間40万円の奨学金給付(最大4年間)を行う方針。同大学広報課では「今回、女子枠特別入試制度を導入することで多様な視点やアイデアが生まれ、男子学生を含めた理工学部全体の学修環境・教育効果の向上が期待される。社会から求められる理工系女子人財の育成のため、意欲ある学生の修学を支援していく」と話している。