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来年度から「育成型入試制度」を導入 九州産業大学


九州初の取り組み

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、山本盤男学長)は7月10日、来年度から入学希望の高校生を対象に出願前‐入学直後までの一貫した「育成プログラム」を含めた新入試制度「育成型入試制度」を導入することを明らかにした。

同制度は「アドミッションオフィス(AO)入試」の新たな形式で、出願前の高校生の育成を目的に①主体性を持って多様な人と協働して学ぶ態度②知識・技能を活用して自ら課題を発見し、その解決に向けて探求し成果などを表現するために必要な能力③それらの基礎となる知識と技能(学力の3要素:文部科学省)を「多面的・総合的に評価することで本学で学ぶ意欲の高い受験生の入学を促進するとともに、学部・学科のミスマッチを防止することを目指す(入試部入試課)」もの。AO入試での新たな形式導入は同大学が九州では初めての取り組みとなり、面談結果を高校へ通達するのは全国でも初めてという。

育成プログラムを登録した高校生は、通常大学生が受けている講義を一緒に受講する「ウィークデー・キャンパス・ヴィジット(WCV)」やウェブ模擬授業などで同大学の授業を受講。その後、同大学認定教職員(アドミッションオフィサー)による面談を行い、学ぶ意欲や志望学部・学科を確認する。同プログラムを経て出願した高校生は、書類審査と基礎テスト、教員面接試験を受け、合格後は入学前教育に至る一貫育成を実施する。

アドミッションオフィサーとの面談は第Ⅰ期が8月26日、第Ⅱ期が10月28日。出願は第Ⅰ期が9月2日〜7日、第Ⅱ期が11月4日〜9日。試験は第Ⅰ期が9月16日、第Ⅱ期が11月18日。合格発表は9月26日、11月29日の順となっている。

2017年7月18日発行