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来年中に南米ペルー進出へ マリンハイドロテック 代理店海外4カ所目
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船舶用油圧装置の販売・修理のマリンハイドロテック株式会社(福岡市中央区港3丁目、井手敏文社長)は、2017年中をめどに南米ペルーに進出する。
海外での代理店設置は台湾、韓国(金海、釜山)、中国に続き4カ所目。ペルーはイワシなど水揚げ量世界3位と漁業が盛んな国だが、同社が主力とするまき網機などの船舶用油圧機器の事業者は旧態依然の商品や設備を提供しており、同社では新規顧客を開拓する。将来的には、14年に稼働させた台湾同様、メンテナンス工場を建設し、収益性の高いメンテナンス事業も手がけていく考え。今年5月には現地視察を実施して、早ければ年内には進出を決定するという。井手社長は「技術やサービスは現地企業と比べても当社にも参入の余地がある。同国は日本国内の2~3倍の市場規模なので、しっかりと参入を見極めたい」と話している。
同社は1971年12月設立。資本金6000万円。従業員数150人。13年12月期の売上高は約55億円。本社以外に長崎、下関、兵庫、銚子、焼津、石巻に事業所を持つ。井手社長は長崎県西彼杵郡長与町出身。1955年8月9日生まれの60歳。同志社大学商学部卒。趣味はレコードと映画鑑賞。