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来年めどに全館リニューアルを計画 ホテルセントラーザ博多 集客率向上狙う


 シティホテルのホテルセントラーザ博多(福岡市博多区博多駅中央街、西野光彦総支配人)は来年をめどに婚礼および宿泊施設などの全館リニューアルを計画している。
 近年、福岡市内のビジネスホテルおよびシティホテルでの競争が激化する中、駅近くで、他県からの集客を見込める立地条件を最大限に生かし、他との差別化を図り、集客率の向上を狙う。
 同ホテルは、来年に開業二十年を迎えるが、これまでに全面的なリニューアルはしておらず、荒木潤一副総支配人は「今回のリニューアルで、客室、ロビー、宴会場などを大改装し、質感の違う設備およびサービスを味わっていただきたい」と話している。着工時期や総工費などの詳細は未定だが、「着工は来年中になるだろう」(同)としている。

 年内にホームページのリニューアル
 また、同ホテルは年内に、ホームページのリニューアルを計画している。
 これまでのホームページは、宿泊の予約機能とホテルの概要紹介のみで、宴会場の詳細について電話の問い合わせやパンフレットの郵送による対応だった。リニューアル後は、宴会場の詳細を動画で配信し、宴会の顧客に対して、ネットを利用した対応を目指す。また、顧客からの問い合わせにもメールを利用することで瞬時の対応を図る。「ブライダルに関しては、県外客に対応するため、ネット上で婚礼の打ち合わせ状況をチェックし、進行できるようにしたい」(同)と話している。
 同ホテルは一九八五年開業。運営会社の株式会社ホテルセントラーザ(千葉 県浦安市、西野光彦社長)はダイエー全額出資の子会社だったが、二〇〇三年四月、米金融大手であるゴールドマン・サックス・グループの全額出資子会社、ティー・エヌ開発有限会社(東京都渋谷区渋谷二丁目)が同社株式を買収、同グループの傘下に入っている 。

2004.10.19 発行 週刊経済より