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本社隣に第2本社ビル建設を計画 正晃ホールディングス


週刊経済2022年11月1日発行

来年着工、2024年の完成目指す

総合試薬ディーラー最大手・正晃㈱を中核とする正晃ホールディングス㈱(福岡市東区松島3丁目、印正哉社長)は、本社隣に第2本社ビル(仮称)の建設を計画している。来年には着工し、2024年の完成を目指す。
企業規模の拡大に伴い現本社ビルが手狭になってきたのに加え、福岡物流センターの本格稼働(2019年)により、福岡第一・第二営業所のストック・ポイント(物流中継倉庫)として利用している本社隣の倉庫に余裕が出てきたことから、倉庫を取り壊して7~8階建てのビルに建て替える。計画では、新ビルに正晃HDおよび正晃の管理・総務部門を移してグループの本社機能を集約化するとともに、低層階にはストック・ポイント機能も持たせる。現在の本社は福岡エリアにおける営業部門の拠点となる。
同社は、正晃グループの持株会社として2015年10月設立。資本金は1千万円。傘下に総合試薬商社の正晃、ライフサイエンスの専門総合商社・㈱バイオテック・ラボ(東京都)、試薬卸の㈱フロンティア・サイエンス(北海道石狩市)、竹内化学㈱(和歌山市)、IT関連事業の正晃テック㈱(福岡市)、不動産管理の正晃エステート㈱(同市)、海外法人の上海正晃商貿有限公司(中国・上海市)などを持ち、グループ年商は1100億円を超える。
中核会社の正晃は1950年9月創業、1955年10月設立。資本金は5千万円。事業内容は基礎研究試薬、体外診断用医薬品、化学工業薬品、理化学機器、医療用機器等の販売、コンピュータおよび関連ソフトウェアの開発・販売。売上高は725億円(2022年3月期)。従業員数は508人(同)。