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本社隣にロボット組立工場兼R&Dセンター FAサポート
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ロボットSI事業拡大に伴い
制御盤や動力盤の製作、ロボットSI事業の㈱FAサポート(北九州市小倉北区下富野5丁目、藤本昭仁社長)は6月1日、本社事務所の北側に新組立工場兼ロボットR&D(研究開発)センターを開設した。
同社は昨年7月に現在の2階建て本社事務所兼工場に移転したばかりだが、17年6月に開始した産業用ロボットを製作するロボットSI事業(システムインテグレータ)の受注拡大に対応したもの。新組立工場「FAロボットサポートセンター」は平屋建て建物を借りたもので、床面積は250㎡と本社事務所1階にあった製作スペース(約150㎡)の1・67倍の規模。これまで案件の規模によっては製作スペースを借りていたが、今後は自社工場で対応する。工場内にはロボットや周辺装置を含めて検証するためのロボットR&Dセンターも配備。従業員2人を配置し、顧客の対象サンプル製品を借りてカメラやコンベヤーの周辺装置と組み合わせた実証実験や新規のロボットハンド開発を行う。こうした事前検証体制の整備で、顧客に自動化の可能性や実現性を確認してもらいながら、要望に合った装置を開発していく。なお同センター内には食堂や応接室、レクリエーションルームも設けた。製作スペースのあった本社1階は従来の制御盤組み立てやFA設計のスペースとした。
藤本社長は「これまで問い合わせの段階で終わっていたものも実際に見ていただくことによって受注率を上げ、新規取り込みにつなげていきたい」と話している。
同社は2006年12月設立、資本金600万円。従業員14人。産業用ロボットを使った工場内の自動化提案に注力し、今年11月期の売上高は前期比約33%増の4億円を見込んでいる。
2019年6月11日発行