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本社敷地内に製麺工場稼働 八洋食品 月間で最大100万食生産
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餃子など冷蔵・冷凍調理食品製造の八洋食品株式会社(糟屋郡新宮町上府北、川添修三社長)は、総投資額4億4000万円を投じて本社敷地内に建設した、業務用の生中華麺・ちゃんぽん麺を生産する製麺工場を4月4日に稼働した。
これは同社製麺ラインと、グループ会社の株式会社八洋フーズ(福岡市中央区那の津3丁目)の製麺ラインを移管集約し効率化を図るとともに、最新式の1ラインを増設し4ライン体制として、生産能力の強化を図ったもの。製麺工場は本社工場の西側に建っていた資材倉庫(旧本社工場跡)を解体して建設。建築面積は1231平方m。鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は1376平方m。製麺工場、事務所、休憩室のほか、資材倉庫で構成。
製麺設備面では、最新式の製麺1ライン導入のほか、ミキシングや練りの機械も最新のものを導入し、精度の向上を図った。新工場では月間で最大100万食の生産能力を有しており、現在の稼働率は75~80%。川添社長は「元々、先代がラーメン店に餃子だけでなく、麺やスープ、焼豚もすべてワンストップで納入しようという一環で製麺をスタート。今後は業務用麺の営業を強化し、3年内に100%稼働を目指したい」と話している。
同社は1963年4月創業・設立。資本金8400万円。従業員280人。市販用チルド餃子の西日本トップメーカーで、外食産業向けの業務用冷凍餃子製造も柱に成長。2016年1月期売上高は前期比7%増の87億4500万円。12年12月に本社工場で食品安全・品質管理の国際規格「SQF」認証を取得している。