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本社敷地内に不燃木材製造の新工場 九州木材工業


投資額は1億円

木材加工販売の九州木材工業㈱(筑後市和泉、角博社長)は12月末、不燃木材に特化した新工場を建設する。来年2月の完成予定。投資額は約1億円。

同社は、腐りにくい木材の製造、販売を主力事業として展開している。近年、不燃木材のニーズが高まっていることを受け、工場を建設することで同木材の製造を新事業として位置づける。1万5000㎡ある本社敷地内の一角に平屋建ての新工場を建設し、延べ床面積は1000㎡。製造する木材は、燃えない特殊な薬剤を浸透させる製法で、3年後をめどに商品化する計画。角社長は「幼稚園や学校、駅や商業施設といった公共の建物に木材を取り入れる傾向が増えており、不燃木材の必要性は確実に高まってきている」と話している。

同社は1930年設立。資本金4956万円。従業員は約170人。16年11月期売上高は26億9500万円。

2017年12月19日発行