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本社工場を1・4倍の1万5千㎡に拡張 シャボン玉石けん


週刊経済2024年1月16日発行号

生産能力は1・3倍に

無添加石けんメーカーのシャボン玉石けん㈱(北九州市若松区南二島2丁目、森田隼人社長)は2026年度内の完成を目指し、本社の工場を拡張する。
固形・液体せっけんなど月間約500トン生産しており、今年で無添加石けんの製造・販売に切り替えて50周年を迎えることを機に製造ラインの増強を図る。現在7600㎡の敷地に3階建て事務所棟と4階建て工場があり、事務所棟を解体し、跡地に4階建て工場、本社向かいの同社駐車場の一部に2階建ての物流センターを建設する。なお既存の工場は残す。これにより、物流センター含め工場全体の延べ床面積は1・4倍の1万5千㎡、生産能力は1・3倍となる。来年春までの着工を目指す。

本社機能の一部をリバーウォーク5階に移転

また、事務所棟の解体に伴い、6月1日に同棟に入居する本社機能の一部を複合商業施設「リバーウォーク北九州」(同市小倉北区室町1丁目)5階に移転する。フロア面積は約300㎡で、執務エリアのほか、商談エリア、会議室、従業員の休憩スペースなどを設け、営業本部や管理本部など60人体制となる。森田社長は「移転後に物流センターと工場を建設する。新オフィスと現在の本社機能がある事務所棟の延べ床面積はほぼ同じだが、新オフィスは食堂、更衣室、トイレが無い分、今よりは広くなる」と話している。
同社は1910年創業。49年5月設立。資本金1億円。2024年2月期売上高見込みは95億円。従業員数153人。