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本社医療用医薬品倉庫にGDP対応ターミナル  博運社


9月完成予定

運送事業・倉庫業などの㈱博運社(志免町別府北、眞鍋和弘社長)は9月、本社敷地内の医療用医薬品倉庫内に、医薬品GDP(適正流通)ガイドライン対応のターミナルを新設する。
厚労省が品質保証の維持や医薬品の流通過程での完全性の保持などを目的に医薬品GDPガイドラインを発表しており、それに準拠するため新設するもの。同社での医療用医薬品輸送は、基本的には医薬品GDP対応施設の関西支店からダイレクトに医薬品卸業者へ輸送しているが、一部では本社ターミナル内で積み替えが必要で、今回のターミナル新設によって積み替え時にも品質を保持したまま流通させられるようになる。本社敷地内の医療用医薬品倉庫(4845㎡)1階部分の330㎡を改築し、医薬品GDPガイドラインに沿った温度・品質・衛生管理、セキュリティ対策が可能なターミナルを整備する。同社は「品質保証のほか、偽造医薬品流入防止など安全性向上のためにも重要。ニーズに応じて今後設備の拡大も順次進めていきたい」と話している。
同社は1957年設立。資本金8918万円。従業員数875人。車両保有台数は433台。医療用医薬品輸送では九州トップシェア。

2020年8月11日発行