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本社内にコンピューター診断工場開設  デンソー九州    10年までに九州内10拠点計画


 自動車用システム機器の販売・アフターサービス、セキュリティショップ展開の株式会社デンソー九州(福岡市博多区山王2丁目、牧野良成社長)は、4月2日、本社内に先進技術搭載車両のコンピューター診断工場を開設した。
 コンピューターによる自動車のシステム診断工場で、電子制御化が進む自動車システムに対応するためのもの。延べ床面積は583平方メートル、駐車場は6台で、修理・診断用ピットを5つ備える。名称は「ダイアグステーション博多」。2010年までに九州内に10拠点展開を目指す。同工場には自動車整備の専門家「ダイアグマイスター」が常駐する。
 牧野社長は「自動車版の人間ドックのような役割を果たし、地域に貢献していきたい」と話している。

 西区にセキュリティショップ出店

 また、同社は5月11日、福岡市西区内浜2丁目に自動車専門のセキュリティショップをオープンする。
 顧客との接点拡大による新規顧客の獲得が狙い。店舗面積は165平方メートル、スタッフは3人。大手カーセキュリティシステクメーカーの加藤電機株式会社(愛知県半田市、加藤学社長)から商品を仕入れ、車種別に約10種類の商品を揃える。名称は「セキュリティラウンジ」。初年度売上目標は約5,000万円、営業時間は午前10時から午後7時まで。同社の展開するセキュリティショップは4店目で、自動車専門は初。
 同社では「新興住宅街のファミリー層が対象で、顧客との接点を強めていきたい」と話している。
 同社は1971年7月設立、資本金9,800万円、従業員数は134人。