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本店本館ビルは地上14階地下4階建ての複合ビルへ 西日本シティ銀行


週刊経済2023年4月25日発行

2026年1月完成

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は3月30日、同区博多駅前3丁目の本店本館建て替えプロジェクトの概要を発表し、地上14階、地下4階建ての複合ビルを建設する。着工は今年11月ごろで、完成は2026年1月ごろを予定。
同プロジェクトは地場大手デベロッパー、福岡地所㈱(同区住吉1丁目、榎本一郎社長)との共同事業で、同行が保有する博多駅前1丁目の本店別館ビルと事務本部ビルと連鎖的に再開発する計画の第1弾。このほど容積率緩和などを含む福岡市の「博多コネクティッドボーナス」の認定を受けたのを機に計画概要を発表したもの。新本店本館ビルは敷地面積が約5230㎡。延べ床面積は約7万5678㎡で旧ビルの約2・9倍の規模。2階~9階の一部に同行の本店機能、上層階に賃貸オフィス、1階に商業店舗、地下に400人規模のホールを配置。敷地北東側には地上・地下の歩行者ネットワークの核となり、イベント利用もできる大規模立体広場「コネクティッドコア」を整備し、駅周辺の回遊性向上や賑わいの広がりにつなげる。
また、新ビルには優れた環境配慮技術を積極的に採用し、広場などには歩行者目線で緑が連続する緑化空間を多く設ける。耐震性能では地下3階柱頭免震構造を採用するほか、BCPや感染症に対応し、多様化する働き方にも配慮した質の高いオフィスをつくる。内外装のデザインはデンマークを拠点とする国際的な建築デザイン事務所「3XN アーキテクツ」が手掛け、博多駅前のランドマークとなる洗練されたデザインを目指す。