NEWS

期間限定で札幌市にロボット接客によるカフェ ロイヤルHD


週刊経済2023年2月7日発行

福岡での実施に次ぐ2回目

ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目)グループは、ホテル事業のアールエヌティーホテルズ㈱(東京都世田谷区、本山浩平社長)が札幌市で運営するダイニングバーで、2月18日から3月3日までロボットが接客するキャラバンイベントを実施する。
これは分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発・提供する㈱オリィ研究所(同都中央区、吉藤健太朗社長)が、外出困難者が分身ロボットを操作して接客する「分身ロボットカフェ」の就労事例の実装を進めるため企画したキャラバンカフェの一環で、11月の福岡に続く2回目の開催となる。
ロイヤルグループでは、食品事業のロイヤル㈱が展開する家庭用フローズンミルの「ロイヤルデリ」を通じて福岡キャラバンのメニュー開発に携わっており、今回もロイヤルデリを活用したメニュー提供を行う。開催場所はリッチモンドホテル札幌大通(札幌市中央区南2条西4丁目)1階のダイニングバー「モディッシュ札幌」で、期間中はパスタセットやカレーセットなどワンプレートセットで提供。体験料金はワンドリンク込みの2千円(75分入れ替え制)となっている。
同グループでは冷凍食品技術による調理・サービスを提供するノウハウを生かし、今後もオリィ研究所が全国で展開する「分身ロボットカフェ」の運営をサポート。同社では「分身ロボットが活躍する次世代カフェ・レストランの展開を通じて、さまざまな業種で分身ロボットの導入が進み、難病や重度障がいなどで外出困難な方の遠隔就労支援の可能性への理解を深め、『すべてのひとが社会と繋がり続けられる未来』の実現を目指す」としている。