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朝倉郡筑前町の木質チップ製造工場が完成 九電みらいエナジーと中山リサイクル産業
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5月末稼働
九州電力子会社で再生可能エネルギー発電事業の九電みらいエナジー㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、辻浩平社長)と木材リサイクル事業の中山リサイクル産業㈱(糟屋郡須恵町植木、中山智社長)が共同建設していた朝倉市筑前町の木質チップの製造工場が4月完成した。試運転を経て5月末から本格稼働する。
九電みらいエナジーが建設した木質バイオマス発電所の発電燃料供給拠点として、中山リサイクル産業が主導となって進めていたもの。場所は県道77号沿いに両社が共同出資で設立した木質チップ製造業の会社・グリーンパークN&M㈱(朝倉郡筑前町森山1411、河野秀彦社長)の敷地内。工場は平屋建てで床面積は696㎡。導入したチップ製造設備の生産能力は1時間当たり50トン。県内の森林組合で構成された「ふくおか木質バイオマス木材安定供給協議会」が原料となる国内の木材を調達し、チップ化する。同工場では5人が従事する。中山リサイクル産業では「間伐材などの未利用木材や市場には出回らない幹や枝の部分も受け入れることで、無駄のない資源の再利用を徹底していきたい」と話している。
2020年5月12日発行