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有機物低温分解装置を販売開始 アビリーブ
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ECOソリューション事業部を新設
各種技術者やエンジニアを中心とした人材派遣や人材紹介業を展開する㈱アビリーブ(福岡市中央区白金2丁目、吉﨑寛信社長)は8月、ECOソリューション事業部を開設し、有機物低温熱分解装置「アースキューブ」の販売を開始した。
アースキューブは処理の最終段階に生成されるセラミック灰の製造機として開発され、従来の焼却炉のゴミ処理機とは全く異なる磁性体流低温熱分解の有機物処理機。焼却炉でないため、有機物処理に化石燃料などを一切必要がないのが特長。処理物としては、鉄・陶器・貝殻・ガラス・銀紙・ガラス繊維等以外の有機物はほとんど処理するといい、またダイオキシンなどの排出も極めて抑制されるという。
同社では元々、製造業などを得意先としており、「地球環境にやさしく、圧倒的な効率で大幅な経費負担軽減を図れ、車1・5台分のスペースにできるアースキューブを、ゴミ問題を解決する究極の処理機として提案販売していく」(座親貴弘ECOソリューション事業部長)。年内にも東京都大田区羽田空港1丁目のビル内に同装置2、3基を置き、デモンストレーションできる展示場を設ける計画で、食品や医療系、石油化学、紙、水産、衣料など幅広いメーカーへの提案販売を強化する。
処理量が1日1・5トンの「150型」は幅195×高さ248×奥行261㎝で、重量が26トン。価格は2600万円~。処理量が1日2・2トンの「180型」は幅268×高さ278×奥行291㎝。価格は3500万円~。それぞれ最長5年のリース契約も可能という。
同社は2009年6月設立。資本金4000万円。従業員89人(派遣等含む)。県外では関東本社(神奈川県相模原市)、東京サテライトオフィス(千代田区)、関西支店(神戸市)、四日市サービスセンターを展開するほか、ベトナムに現地法人・支社を置く。19年3月期の売上高は約5億円。
2019年10月1日発行