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有明海沿岸道路・三池港インター連絡橋を着工 九州地方整備局
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週刊経済2022年2月1日発行
福岡・熊本県境に2・7キロ
九州地方整備局(藤巻浩之局長)は1月22日、地域高規格道路・有明海沿岸道路三池港インターチェンジ(IC、大牟田市新港町)の連絡橋を熊本県荒尾市の荒尾競馬場跡地で着工した。
同道路の始点である三池港ICは有明海の高潮による冠水が想定されることを受け、災害発生時の機能確保に向け、大牟田市と熊本県荒尾市側に新たに連絡橋を整備するもの。延長は2・7キロ。連絡橋は盛土による土工部と橋りょう部で整備され、幅員12メートル・2車線の道路として整備される。総事業費や完成時期は未定。
同日、工事を担当する九州地方整備局、福岡、熊本両県の道路建設促進期成会主催による着工式が開かれ、約80人が出席。熊本県側では初の工事となる着工を祝った。着工式であいさつした福岡県期成会特別顧問の古賀誠元自民党幹事長は「熊本県側は地質調査や地盤改良で遅れていたが、いよいよ着工となった。1日も早く将来の世代に対する夢の懸け橋となる道路の延伸を期待したい」と述べ、熊本県側への延伸に期待を寄せた。また、式典では熊本県期成会会長の大西一史市長、福岡県期成会会長の関好孝大牟田市長をはじめ、熊本県の蒲島郁夫知事、福岡県の服部誠太郎知事の代理として生嶋亮介副知事らが祝辞を述べた。有明海沿岸道路は、大牟田市の三池港ICから佐賀県鹿島市までの延長55キロを結ぶ地域高規格道路。昨年3月までに三池港ICから大川市の大野島ICまでの27・5キロ区間が開通している。