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月間売上高、3月まで18カ月連続で前年クリア 福岡パルコ


入館客数は前年比3・4%増

福岡パルコ(福岡市中央区天神2丁目、西野光昭店長)は4月2日、3月の月間売上高が前年比0・2%増となり、18カ月連続で前年実績を上回ったと発表した。入館客数も同3・4%増と前年をクリアした。
今年春に全館20店舗の改装を実施し、雑貨や食をテーマにした店舗を導入。また、17年度から強化しているWEBを活用した集客や、体験型のイベントなども寄与した。全館の入館客数が増加する中でも、特に新館が前年比10%増と伸長。昨年12月に新館5階にオープンしたシェアオフィス「The Company」は利用者の約8割が男性で、既存物販フロアで取り切れていなかった層にアプローチし、客層拡大に貢献した。シェアオフィス利用者へのアンケートでは約8・5割がパルコ館内の別の店舗も利用しているという。また、情報感度・発信力の高いフリーランサーやスタートアップ企業などが入居していることで、SNSや口コミを介して一般消費者の来店を促した。18年度は、物販とともに積極的なイベント実施などで来店動機の複線化を図り、さらなる情報拡散や来店促進を狙う。
同店では「開業以来過去最高の売上高、入館客数を記録した17年度に続き、好調なスタートを切ることができた。物販面積は縮小しているにも関わらず全館の動員は拡大し、売り上げ向上につながっている」としている。
17年度の売上高は前年比3%増の222億円、入館客数は同5%増の2400万人。

2018年4月24日、5月1日合併号