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景況判断はマイナス15・8に悪化 福岡財務支局 駆け込み需要の反動減が影響
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福岡財務支局(高木隆支局長)が6月11日に発表した今年4月~6月までの管内法人企業予測調査によると、企業の景況判断指数(DI)は前期(1月―3月期)のプラス14・8からマイナス15・8と急激に悪化した。
増税前の駆け込み需要の反動減が影響しているもので、業種別では製造業が前期のプラス13・8からマイナス10・5に、非製造業は同プラス14・9からマイナス17・4とプラスからマイナスに転じた。企業別でも大企業、中堅企業、中小企業いずれも悪化、大企業が前期のプラス15・6からマイナス9・8、中堅企業はプラス16・7からマイナス13・7、中小企業はプラス13・2からマイナス19・6となった。企業収益では、全産業で14年度上期が3・1%の増収、下期が2・3%の増収、通期では全産業で2・7%増収の見込みとなっている一方、経常利益は全産業で14年度上期が10・4%減益、下期は8・4%減益、通期で9・4%減益を見込んでいる。また、今年度の設備投資では、全産業で15・1%増、従業員数判断は前期比2・7ポイント少ない14・2と「不足気味」幅が縮小している。
景況判断の先行きについては、7月~9月がプラス2・8、10月から12月がプラス8・1と7月以降、マイナスからプラスに転じるとしている。