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昭光通商の屋根用材に関する事業を譲受  オークマ


リフォーム事業拡大へ

住宅用内装ドアなどを製造する㈱オークマ(朝倉市菱野、大隈賢一郎社長)は11月1日、昭和電工グループで、総合商社の昭光通商㈱(東京都港区芝公園2丁目、稲泉淳一社長)の屋根用材に関する事業を譲受した。
昭光通商の建材事業縮小に伴い、屋根用リフォーム材「Cガード」に関する権利義務を承継した。オークマはもともと同製品を関連会社の九州住宅工業㈱(朝倉市)で製造している点などから実現した。Cガードは特殊加工した鋼板で屋根の平板スレートを保護するもので、紫外線や酸性雨に強いという。通常は屋根材をビスで上から固定するが、特殊な接着剤でスレートを包み込むように重ね張りしていくため、既存屋根を傷めないのが特徴。色は黒、ブラウン、オリーブ、グリーンの4色。2015年から住宅メーカーやリフォーム業者に販売し、取引先は全国に約100社。このほど東京と大阪に営業拠点を開設し、昭光通商から出向した2人を含め、同事業部は7人体制となった。大隈社長は「販売済みである製品の保証や既存顧客との取引を引き継ぎ、3年後に同事業を年商5億円規模に成長させていきたい」と話している。
同社は1911年創業。55年9月設立。資本金2千万円。決算期3月。従業員200人。

2020年12月15日発行