昨夏に続き通期業績予想を上方修正　イフジ産業

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週刊経済2023年4月4日発行

売上高は初の２００億円突破

粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱（藤井宗徳社長）は３月１７日、通期決算の連結業績予想を上方修正した。
昨年８月４日に上方修正していたが、最近の業績動向を踏まえてさらに修正したもの。液卵関連事業、調味料関連事業とも光熱費の値上がりをはじめ製造コストの増加に対応するため価格改定を進めたことで、売上高を２７億６００万円上回る前期比１９・１％増の２０７億６５００円に修正。売上高は初めて２００億円を超える見込みとなった。また、損益については製造コストの増加や原料仕入価格の高騰に対応するため販売価格を改定したことや販売数量が増加していることなどから上方修正。経常利益は２億５５００万円上回る同１８・８％増の１６億１３００万円、営業利益は２億３千万円上回る同１８％増の１５億６４００万円、純利益は１億９８００万円上回る同１２・１％増の１１億１７００万円に修正した。また、これに伴い期末配当金の予想金額をさらに３円増配し２１円に修正。年間の配当金は前年を７円上回る３５円を見込んでいる。