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春日市・那珂川市で自動検針装置を試験導入 東京のリンクジャパン


春日那珂川水道企業団などと

IoT事業の㈱リンクジャパン(東京都港区、河千泰進一社長)は6月10日から、春日那珂川水道企業団(春日市原町)、㈱グローバルソリューションズ(東京都品川区)とともに春日市・那珂川市で自動検針装置の試験導入を開始した。9月末まで。
装置名は「eMeter」。水道・電気・ガスの既存のメーターに取り付け、撮影したメーターの表示をソフトバンク㈱(東京都港区)の提供するIoT機器向けの通信網「NB‐IoT通信」で転送し、画像認識・データ分析することで検針業務を自動化することができる。検針にかかる人手不足、検針ミス、山間部や離島など検針が困難な地域への対応などの課題解決を目指している。今回は、正常稼働や自動検針結果の整合性確認など検針精度向上、通信環境の確認、画像解析の検証などを目的に、春日市・那珂川市の約20カ所で協力者宅の既設メーターに「eMeter」を設置。グローバルソリューションズは装置に関するコンサルテーション・サポート窓口を担当する。
リンクジャパンは「既存のメーターに後付けで設置でき、電池で約5年間利用可能なことなどが特長。結果を検証し、導入に向けて検討を進めていく」と話している。
同社は2014年設立。資本金2000万円。昨年5月から福岡市博多区住吉4丁目に福岡支店・ショールームを設置している。従業員数30人。

2019年7月30日発行