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春日市・那珂川市で水道の自動検針装置設置へ 東京のリンクジャパン
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既存メーターをスマート化
IoT事業の㈱リンクジャパン(東京都港区、河千泰進一社長)は4月1日、春日那珂川水道企業団(春日市原町)、㈱グローバルソリューションズ(東京都品川区)とともに春日市と那珂川市で自動検針装置の本格導入を開始した。
2市で設置していく装置はリンクジャパンが開発している「eMeter」で、水道・電気・ガスの既存のメーターに取り付け、撮影したメーターの表示をソフトバンク㈱(東京都港区)の提供するIoT機器向けの通信網「NB‐IoT通信」で転送、画像認識・データ分析することで検針業務を自動化することができる。検針にかかる人手不足、検針ミス、山間部や離島など検針が困難な地域への対応などの課題解決が期待され、昨年の6月から協力者宅約20カ所で試験導入し、検針結果の精度や通信環境の確認などができたことから本格導入に至った。難検針の数カ所からスタートし、順次拡大を目指す。グローバルソリューションズは装置に関するコンサルテーション・サポート窓口を担当する。リンクジャパンは「既存のアナログ式水道メーターを交換不要でスマート化するサービスは国内初。新型コロナの影響で遠隔というキーワードが注目され、人の手を介さずに業務をこなす製品やサービスの需要が拡大しており、eMeterはそうした観点からも問い合わせが増えている」と話している。
同社は2014年設立。資本金2000万円。2018年5月から福岡市博多区住吉4丁目に福岡支店・ショールームを設置している。従業員数30人。
2020年4月21発行