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春日市に敷地4万平方メートルの中古車展示場 バイキング 3億円かけ中核店に


 中古車販売業の有限会社バイキング(福岡市南区寺塚一丁目、和泉伸二社長)は三月一日、春日市に三億円をかけ敷地四万平方メートルの中古車展示場をオープンした。
 買取窓口と車検整備工場も併設し、同社サービスを全て揃える中核店と位置付けるとともに、一般消費者へのアピールを強化する。場所は同市春日七丁目、県道31号沿いの河村家具や春日ローンテニスクラブなどの跡地で、土地は賃借し、建物は自社物件となる。従業員は三十人、展示台数は四百台規模、年間販売台数は千二百台を見込む。既存の店舗は 駐車場が平均十数台と狭く、グループ本社のある山口県に車を輸送していたため、ここをモータープールとして輸送コスト削減も図っている。今後は、久留米地域に車検工場を併設した駐車場数百台規模の出店を希望しており、さらに「今後の出店は、大型店を志向していく」(和泉社長)と話している。
 同社は、中四国で中古車販売店十二店を運営するビッグモーターグループ(株式会社ビッグモーター、株式会社MAC)の一員で、買取りを強化した業態が特長。同社は一九八〇年四月設立、中古車買い取り事業の開始は九九年九月から、資本金は三千九百万円、売上高は二十七億円(二〇〇二年三月期)、従業員は四十五人(同)、店舗網は県内十四店。
 和泉社長は山口県光市出身、六九年三月二日生まれの三十四歳。趣味は歴史分野の読書、ゴルフ。

2003.02.04 発行 週刊経済より