NEWS

  • 地域

春日市にリサイクルショップ1号店をFCで開業   久留米市のアペックス   物販部門強化で新たな収益基盤に


 福岡県内でレンタルビデオ店などを展開する株式会社アペックス(久留米市小頭町4丁目、梶原龍也社長)は3月25日、約8,000万円かけ春日市上白水に新業態となるリサイクルショップの1号店をオープンする。
 関東地区を中心にリサイクルショップを展開する株式会社ウッドストック(千葉市若葉区、佐久間英社長)の九州地区フランチャイジーとして初出店するもので、これまで課題だった物販部門の強化により、既存のレンタルビデオ、インターネットカフェに次ぐ新事業として新たな収益基盤の確立を目指す。初年度は1億4,000万円の売り上げを見込んでいる。
 店名は「お宝あっとマーケット春日上白水店」。場所は春日中央通り沿いの春日上白水郵便局そば。敷地面積は1,650平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積は660平方メートル。店内はCD、ビデオ、DVDソフト、ゲームソフトをはじめ、中古本や玩具、古着衣料、シューズなどを取り揃える。
 梶原社長は「ホームエンターテインメントをテーマとした店内は当社の目指す店舗形態と合致するだけに、2号店目に向け弾みをつけたい」と話している。
 ウッドストックは1985年3月設立、資本金5,000万円、売上高は76億円。従業員数は440人(パート・アルバイト含む)。輸入CD、香水、玩具などの卸事業を機軸に、リサイクル店、レンタルビデオ店、化粧品小売店などの店舗を展開。リサイクル店は「お宝あっとマーケット」の屋号で関東近郊を中心に直営九店舗、FC4店舗を出店している。
 アペックスは84年10月創業、89年1月設立、資本金は3,500万円。05年10月期の売上高は25億円、従業員数は330人(パート・アルバイト含む)。現在17店舗を出店しているレンタルビデオ店「ビデオアメリカ」を軸に、カラオケ店、インターネットカフェなどを展開している。
 梶原社長は46年8月20日生まれの59歳、久留米市出身、福岡大学中退、趣味は旅行。

 フード部門の子会社社長に梶原副社長が昇格

 また同社の子会社で久留米、熊本両市内でラーメン店「龍の家(たつのや)」を3店舗運営する株式会社アペックスフーズ(久留米市小頭町4丁目、同社長)の新社長に、4月1日付で梶原龍太副社長が昇格する。
 店長マネージメントなど実質的な経営権を握っていた梶原副社長が社長に就くことで、今後の店舗展開を見据えた組織体質の強化を図るもの。なお梶原社長は代表権のある会長に就任する。
 梶原副社長は久留米市出身、72年2月6日生まれの34歳、九州産業大学商学部商学科卒。梶原社長の子息で、99年5月の会社設立と同時に副社長に就任。趣味はビデオ鑑賞、ドライブ。1号店「龍の家上津店」開業前には半年間「一風堂」の河原成美社長の下で修業した経歴を持つ。
 同社は1999年5月にレンタルビデオ店などを展開する株式会社アペックスの外食部門として設立、資本金は1,000万円、05年10月期の売上高は3億5,000万円、従業員数は11人。