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春吉3丁目の新築テナントビルを取得 カシムラホールディングス


週刊経済2023年8月8日発行号

観光客需要を狙い

マンションの買い取り再販や開発、不動産賃貸事業などの㈱カシムラホールディングス(福岡市中央区白金1丁目、樫村尚明社長)は7月31日、同区春吉3丁目の新築テナントビルを取得した。取得した物件は33棟目。
インバウンド、観光需要を取り込めるように、夜は屋台などでにぎわい歓楽街とされている中洲に近く、天神と博多を結ぶ中心に位置する春吉エリアの物件を取得した。物件名は「THE ONE by OAK VILLA」(2023年7月完成)。場所は「ホテル イル・パラッツォ」西側。敷地面積は約245㎡。鉄筋コンクリート造5階建てで、延べ床面積は約599㎡。テナント入居可能は10区画。1区画当たりの専有面積は約29㎡(5区画)と約66㎡(同)。現時点でワインバーと寿司店の入居が決まっている。
同社は「内装は重厚感のある大判のタイル張りと吹き抜けで開放感を演出し、『和』の要素も取り入れている」と話している。
同社は2015年11月設立。資本金5千万円。従業員9人(グループ31人)。22年7月期売上高は22億円。