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春吉3丁目に8階建てのホテル 九州不動産管理センター


和風建築のラウンジも併設

事業用不動産売買の㈱九州不動産管理センター(福岡市中央区天神4丁目、大重勲社長)は来年5月の完成を目指し、同区春吉3丁目にインバウンド客向けのホテルを建設する。着工は4月20日。
今年から春吉地区の地の利を生かした、同社のホテル事業「春吉宿場計画(仮称)」を始動。春吉地区一帯の街並みが、インバウンド客から人気の高い江戸時代の宿場町と類似していることから、欧米や東南アジアの訪日外国人をターゲットに宿泊需要を取り込む考え。名称は「春重(はるしげ) 本館(仮称)」。場所は通称・春吉六番丁通りのアパート「瀬戸ビル」跡地。敷地面積232㎡、8階建ての延べ床面積656㎡。ホテルは1階が受け付けやロビー、ラウンジスペース。1階部分と連結し瓦屋根を用いた和風建築のラウンジ(建築面積20㎡)も併設。2~8階が各階2室の総客室数14室。専有面積は35㎡。客単価など詳細に関しては今後詰めていくという。完成後は関連会社の宿泊施設管理を手掛ける㈱KASANE(同所、大重文子社長)が運営する方針。大重社長は「春吉地区で着実に案件を進行させていきたい」と話している。
九州不動産管理センターは1998年12月設立。資本金1億円。従業員9人。2019年11月期売上高は41億円。

2020年3月31日発行