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映像制作のラップと業務提携 障がい者雇用支援機構てとて


週刊経済2023年5月30日発行号

障がい者の映像業界雇用創出

就労支援事業所「TeToTe」を運営する一般社団法人障がい者雇用支援機構てとて(福岡市中央区高砂2丁目、中村浩之代表理事)は5月1日、映像制作事業の㈱ラップ(同白金2丁目、原田憲児社長)と業務提携を締結した。
「TeToTe」は昨年11月、IT特化型の就労移行支援・就労継続支援A型事業所として開設した。専門知識を持った支援員がプログラミング、デザイン、動画編集・制作などの学習支援をする。障がい者が一般企業へ就労する際、外部企業とクリエイティブな職業訓練を実施したいとし、人材不足の解消と育成に力を入れたいラップとの間で意見が合致した。一般企業で就労することで、専門的な知識や技術を習得し、実際に働いた経験から職場や職種の可能性を広げる狙い。
中村代表理事は「利用者の『やりたい』をベースに職業を選択できる環境を目指している。潜在的な人材を育成し、少子高齢化による人材不足などの社会問題を解決する糸口にしたい」と話している。
同社は2022年11月設立。IT特化型事業所「TeToTe」を運営する。現在従業員は7人。利用者は11人が在籍。
ラップは2010年9月設立。映像制作、LIVE配信事業などを展開し、資本金は2千万円。22年度8月期売上高は4億3千万円。