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旭町キャンパスに新館2棟建設  久留米大学    2018年2月末完成予定


 学校法人久留米大学(久留米市旭町、永田見生理事長)は、同所の旭町キャンパスに5階建ての病院北館と、7階建ての医学部の基礎3号館を建設している。総事業費約98億円で、完成は2018年2月末予定。
 18年に迎える創立90周年記念事業の一環で、老朽化した施設の更新、および研究施設の集約化を図る。2棟の建築に伴い、10階建ての旧病院東病棟(延べ床面積18462平方m)などを解体する。
 病院北館は同キャンパス内病院本館北隣りに建設し、鉄筋コンクリートと鉄骨造りの建築面積1717平方m、延べ床面積5927平方m。1階が放射線腫瘍センター、2階が臨床研修管理センター、3階が病院病理部などが入居。4階は臨床工学センター、腎臓内科部門の内科学講座医局・研究室、5階には小児科外科部門の外科学講座医局・研究室、血液・腫瘍内科部門の内科学講座医局・研究室が入る。
 基礎3号館は医学部基礎1号館東隣りで、鉄骨造りの建築面積1418平方m、延べ床面積8273平方m。2~3階には現在、久留米リサーチセンター(同市百年公園)内にあるバイオサイエンス分野の研究を行う分子生命科学研究所を移設。また、同じ2~3階には同キャンパス内の循環器病研究所、4~6階は実験動物の飼育や管理をする動物実験センターを移転する。1階には学生などが活用できるコンピュータ実習室やミーティングルーム、150人規模のセミナー室などを新設する。設計監理が株式会社山下設計九州支社、施工が戸田建設株式会社九州支店。