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早良区野芥に一括賃貸方式の老人介護施設を建設中   九州リースサービス   5月に営業開始


 福岡証券取引所上場の株式会社九州リースサービス(福岡市博多区駅前4丁目、榎本重孝社長)は同市早良区野芥に一括賃貸方式の老人介護施設を建設しており、今年5月から営業を開始する。
 同社はフィービジネス事業の新たな分野の開拓のため、03年10月に不動産流動化事業をはじめとする、不動産関連サービスを手がけるニュービジネス事業部を開設。同社で立体駐車場、商業施設、葬祭場などの不動産開発、賃貸事業を推進しており、今回需要拡大が見込まれる老人介護施設の賃貸事業を開始する。
 土地取得費用も含む総事業費は5億5,000万円。場所は油山病院の丘陵地で、敷地面積が約1,400平方メートル。施設は地上5階建てで、延べ床面積が約2,800平方メートル、全64室。
 一括賃貸するのは、介護付き有料老人ホーム・グループホーム「はぴね」を全国で20施設展開する、株式会社ケア・リンク(京都市中京区烏丸通錦小路下ル笋町、清原晃社長)。賃貸使用料は食費込みで月額14万円程度。賃貸契約の期間は20年で、稼働率は開業半年後に60%、9カ月後には80%を見込んでいる。
 黒瀬A&Ⅰ営業部長は「今後も、収益性や成長性など投資基準に適している事業分野には意欲的に展開していきたい」と話している。
 同社は1974年11月設立。資本金29億3,330万円。従業員数104人。05年3月期売上高が308億2,100万円。