NEWS

早良区西新にすし職人養成学校 東京のCiXホールディングス


週刊経済2024年4月3日発行号

最短3カ月

人材教育・紹介事業、飲食事業などを展開するCiX(シクロス)ホールディングス㈱(東京都渋谷区恵比寿西、横山創一社長)は4月5日、すし職人を養成する「飲食人大学」福岡校を開校する。全国4校目で、九州初進出。
場所は福岡市早良区西新5丁目「New8西新」1階。福岡でインバウンド市場が回復していることに着目し、外国人人気が高いすし店への就職や開業を目指す人材を短期間で育成する。授業は祝日を除く月曜日から土曜日の午前9時~午後4時に実施し、約3カ月で江戸前技法の目利き、捌きなどの技術を学ぶ「レギュラーコース」(税込み88万円、教材・制服代など6万101円)のほか、回転すし店「金沢まいもん寿司」を展開する㈱エムアンドケイ(石川県金沢市八日市、木下孝治社長)が運営する店舗での3カ月間のインターンシップを加えた約6カ月の「まいもん寿司インターンシップコース」(税込み154万円、教材・制服代など6万101円)を実施する。校舎長は、すし職人として18年の現場経験を持ち、「金沢まいもん寿司」マークイズ福岡店の店長として立ち上げから携わる青木信二さんが務める。青木校舎長は「飲食人大学は、お客さまに笑顔と喜びと感動を提供でき、『ありがとう』の気持ちを言葉にできるすし職人の育成を目指す。常に『お客さま目線』を意識した指導、教育を心がけたい」とコメントしている。
同社は2020年2月設立。資本金5330万円。従業員数は19人。「飲食人大学」は東京、大阪、淡路島で展開しており、22年時点で約1200人が卒業。一般的な調理師学校の1年制のカリキュラムを短期間で習得する約3カ月の短期集中型プログラムを独自開発し、東京校、大阪校、淡路島校、福岡校ではすし職人を目指す「寿司マイスター専科」を、大阪校では中華料理人を目指す「中華マイスター専科」を設けている。