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早良区に小中学生対象のプログラミング教室 ケイエム


新規事業の一環

物流倉庫管理システム開発の㈱ケイエム(福岡市博多区博多駅前3丁目、武藤元美社長)は9月から、小中学生を対象にしたプログラミング教室を開講する。
新規事業の一環で取り組むもので、教室名は「Kids&Tech Future」。場所は福岡市営地下鉄藤崎駅南東側の「朝日プラザ高取」1階。対象は小学1年生から中学3年生まで。コースは、ビジュアルプログラミングを用いたプログラミング言語を学ぶ「Scratch(スクラッチ)」、STEM教育用ロボットを用いて、組み立てや動かす技術を学ぶ「mBot(エムボット)」、ロボット・プログラミング学習キットで制作体験をする「KOOV™(クーブ)」、Web構築言語「HTML」、「CSS」、「JavaScript」の3つを体系的に習得する「WEB(ウェブ)」、人工知能(AI)やWeb開発など広い分野で使われている言語を学ぶ「Python(パイソン)」の5つ。
1コマあたりの定員は8人で、時間は60分(エムボットとクーブは80分)。開講日は毎週火曜、木曜の午後5時から同8時(2コマ)、土曜の午後1時から同4時。入会金は無料で、受講料はスクラッチ、ウェブ、パイソンが5000円(月2回)、エムボットとクーブが9000円(同)。講師は20年間エンジニアとして大手電機メーカーなどで電力・自動車系の開発に従事していた、同社ソフトウエア開発部福岡Gの山下香氏が務める。
武藤社長は「デジタル化、IT化される情報社会において、仕組みやプログラミング技術を理解し習得することで、プログラムを学ぶ過程で論理的思考力、問題解決能力、創造性などさまざまな普遍的な力を身に付けてほしい。グローバル世界への挑戦、展開の一つの礎としていきたい」と話している。
同社は1989年7月設立。資本金3300万円。従業員30人。2007年11月にプリンタ、ハンドラベラーなどのハードウェア製品販売の㈱サトー(東京都目黒区)と資本業務提携している。武藤社長は久留米市出身。1961年1月14日生まれの57歳。福岡大学人文学部英語学科卒、趣味はカヌー。

2018年8月7日発行