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旧大名小跡地、積水・西鉄連合が優先交渉権 福岡市
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リッツカールトン入る24階建てビル建設
福岡市は3月27日、旧大名小学校跡地の再開発を担当する優先交渉権者について、積水ハウス㈱、西日本鉄道㈱を中心とする12社のグループに決定した。
大名小学校は、中央区天神の明治通りや西通りに面した都心の一等地に位置し、14年3月の閉校以降、スタートアップ施設として暫定的に運営しながら跡地活用の方向性を検討してきた。昨年10月31日に跡地活用事業の事業者公募が実施され、積水ハウスを代表とするグループ、福岡地所を代表とするグループ、JR九州を代表とするグループの3グループから提案書が提出されていた。
今回選ばれた積水ハウスのグループには、西日本鉄道のほか、三菱地所、西部ガス、西日本新聞社、福岡商事などが参画。基本方針や地域貢献性、ホテルや公共施設などの施設計画などが高い評価を得て、総合評価点785点(1000点満点)を集め、次点の福岡地所のグループと僅差(775点)ながら、優先交渉権を獲得した。
敷地面積は約1・2ヘクタール。事業期間は70年間。マリオットグループの高級ホテル「リッツカールトン」やオフィス・商業テナントが入る、高さ110m・24階建てのオフィス・ホテル棟を整備するほか、公民館や老人いこいの家、創業支援・人材施設、保育施設、賃貸マンションなどの機能が入る、高さ63m・18階建てのコミュニティ棟を建設し、3000㎡の運動場は広場として活用する。オフィス・ホテル棟の詳しい概要も公表され、オフィスはワンフロアの最大面積が2500㎡、ホテルは全て50㎡以上で147室、18階にレストラン・ラウンジ、最上階にルーフトップバーなどが入り、低層階に日本初、福岡初進出の商業店舗を入居させる方針などが示されている。公共施設は21年秋、全体開業は22年12月を予定する。
2018年4月3日発行