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日本食糧新聞社制定の「食品産業功労賞」受賞 久原本家グループの河邉社主
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週刊経済2023年1月11日発行(合併号)
だし文化の普及などが評価
久原本家グループ河邉哲司社主は、このほど日本食糧新聞社が制定する「第55回食品産業功労賞」を受賞した。
4代目として家業を継いだ後、辛子明太子の「椒房庵(しょぼうあん)」やだしの「茅乃舎(かやのや)」などのブランドを本格展開。醤油等調味だし文化先駆的普及拡大貢献、調味食等国内外、多彩な販路開拓推進貢献、九州・北海道等地域振興活性化社会貢献などが評価された。
食品産業功労賞は日本食糧新聞創刊25周年を記念して1967(昭和42)年、食品産業界の発展と隆盛に大きく貢献し偉大な功績を残してきた功労者の顕彰を目的に農林水産省後援の下に制定された。第55回目となる今回は、河邉氏をはじめ生産部門8人、技術部門1人、流通部門6人、外食部門2人の17人が受賞した。
河邉氏は糟屋郡久山町出身。1955年4月17日生まれの67歳。福岡大学卒。「椒房庵」や「茅乃舎」などの本格展開とともに、全国に向けてアゴに代表される九州の食文化の普及に貢献。近年は北海道産原料を使った食品の開発にも努めている。今後、海外へ向けては関係する企業や団体と連携した「だし」の魅力発信に一層注力するビジョンなども打ち出している。