NEWS

  • 地域

日本食「和民」FC店で海外進出  デリズ    カンボジアに共同出資会社を設立


 弁当惣菜のデリバリー事業を手掛ける株式会社デリズ(福岡市博多区博多駅東2丁目、井土朋厚社長)は居酒屋チェーン「和民」を展開するワタミグループと共同出資で、6月、カンボジアにFCとして日本食レストランを出店する。初の海外事業。
 同グループ・株式会社ワタミ(東京都大田区、桑原豊社長)の子会社・ワタミインターナショナル(香港、栗原聡社長)との共同出資で、1月27日にデリズワタミカンボジア(略称DWC)をカンボジアプノンペン市内に設立。資本金は50万USドルで、デリズが6割、ワタミインターナショナルが4割を出資。社長は井土社長が兼任。DWCは、ワタミインターナショナルと契約を結び、今後、同国内で独占的に日本食レストラン「和民」のFC店舗を展開していく。
 1号店は、6月に開業予定の「イオンモールプノンペン」内で、店舗規模は約280平方mの全142席。刺身やすし、天ぷらなどを提供する。イオンモールが富裕層から中間層を集客することから、客単は1200円程度を見込んでいる。今後、1年に1店舗の出店ペースで、3、4店舗体制を構想している。