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日本郵便とふるさと納税で連携協定  鞍手町    ネット受付可能に


 鞍手町(徳島眞次町長)は9月1日、日本郵便株式会社九州支社(熊本市、長谷川篤支社長)とふるさと納税の推進に向け、連携協定を締結した。九州では初めての取り組み。
 同町ではこれまで、ふるさと納税の申し込みや納付は紙ベースで対応していたが、日本郵便が提供するふるさと納税向けサービス「ふるさとぷらす」のインターネットサイトに同町専用ページを開設しインターネットからの受け付けや、クレジットによる納付が可能となった。また、同町にある4つの郵便局が地元の事業者を町に紹介するなど返礼品の開発に携わり、返礼品はこれまでのぶどう、いちご、卵の3品目に、しいたけや牛肉などの特産品や自分史写真集などが加わり18品目となった。今後もさらに開発する予定。
 同町では2008年からふるさと納税に取り組み、直近3年の件数と寄付金額は13年度が11件で54万円、14年度が57件で118万円、15年度が56件で129万2000円と年々増加。これまでの寄付件数は町内から28件、県内から79件、県外から98件で合計205件、寄付総額は661万2000円に上っている。今年度は500万円を目指す。また、日本郵便のインターネットサイトの「ふるさと納税」特集などに鞍手町の画像が表示されるなど、町のPRにつなげていく考え。徳島町長は「選ばれる自治体として利便性を高めた。また町を積極的にPRし知名度を高めることで、町営のインキュベート施設での世界大会実現など今後の施策につなげていきたい」と話している。