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日本郵便との合弁企業を完全子会社化 山九
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「サンキュウ エア ロジスティクス㈱」に社名変更
総合物流大手の山九㈱(本社東京都、本店・北九州市門司区港町、中村公大社長)は4月1日付で、日本郵便㈱(東京都千代田区、横山邦男社長)との合弁会社で運輸業のJPサンキュウグローバルロジスティクス㈱(同中央区、矢野峰男社長、以下JPSGL)の日本郵便保有株式(所有割合60%、普通株式6000株)をすべて取得し、完全子会社化する。
JPSGLは08年の設立以来、国際航空貨物事業を積極的に展開。設立10年が経過し、日本郵便は海外物流企業の買収等による新たな国際物流事業の拡大に向けた取り組み、山九は陸・海・空輸送の一体運営を生かした営業力強化など、両社の国際物流事業における戦略上の変化が生じてきたため、株式譲渡契約の締結に至った。完全子会社化に伴い、社名を「サンキュウ エア ロジスティクス㈱」に変更する予定。所在地や代表、業務内容の変更はない。同社では「国際一貫物流サービスをさらに強化し、これまで以上に、お客さまに貢献できるグローバルネットワークを拡充していく」と話している。
JPサンキュウグローバルロジスティクスは2008年7月設立。資本金3億円。従業員171人(18年3月)。
山九は1918年10月北九州市門司区で設立。資本金286億1900万円。2018年3月期の連結売上高は5319億5600万円。従業員3万515人(連結、18年3月)。
2019年3月19日発行