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日本自動車研究所と学術交流協定締結  久留米工業大学    研究者らの交流促進


 久留米工業大学(福岡県久留米市、深野徹学長)は、9月6日、日本自動車研究所(茨城県つくば市、小林敏雄所長)と学術交流協定を締結した。
 同大学は、自動車整備士、自動車工学の教育・研究など自動車工学のエンジニア養成に48年の歴史がある。08年度には久留米市内にダイハツ九州のエンジン工場が設立されることから、自動車分野における教育・研究のレベル向上が不可欠と判断。一方、日本自動車研究所は、安全・環境、エネルギー分野などの研究を手掛ける自動車の総合研究機関。外部研究機関との連携の一環として07年度に国内外の大学との学術交流協定締結を進めることを決めていた。これまで研究員が個人レベルで大学教授などと連携する例はあったが、大学と結んだ学術交流協定は、久留米工業大学がはじめて。
 協定内容は、研究者および教職員の交流、学生のインターンシップ、学術情報および資料の交換、共同研究など。締結の第一弾として、ドライブレコーダーの応用技術の開発といった交通安全分野での研究者および教職員の交流、学術情報、資料の交換を進めるという。
 久留米工業大学は1976年4月開学(学校法人としては58年8月に設立認可)。学生数は約1,300人。