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日本初の洋上風力発電の作業船団を建造へ 自然電力など5社


発電所建設促進に期待

自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)など5社は共同で、洋上風力発電所建設用の自己昇降式作業台船船団の建造を検討している。

参画するのは同社のほか、機械器具設置工事業のアチハ㈱(大阪市、阿知波孝明社長)、総合電気設備業の東光電気工事㈱(東京都千代田区、青木宏明社長)、総合建設業の㈱吉田組(兵庫県姫路市、壺阪博昭社長)、海洋土木工事業の若築建設㈱(東京都目黒区、五百蔵良平社長)。

2016年7月に施行された改正港湾法により、全国の港湾における洋上風力発電の普及が期待されているが、日本では発電所建設用の自己昇降式作業台船船団を保有する企業が無く、整備が不十分なのが現状だった。このことから、これまでさまざまな形で再生可能エネルギー事業に参画してきた5社の専門的な知見を駆使し、洋上風力発電事業の主力機種となる5MWクラス以上の風車を外洋に複数機設置するために必要な組立船・運搬船2隻体制を整えた着床式作業台船船団の建造を目指す。完成時期などについては未定。

2017年9月26日発行