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日本人初のNFL選手輩出へプロジェクト始動 福岡SUNS


トレーニングサプライヤーも募集

日本社会人アメリカンフットボール(Xリーグ)チーム運営の(一社)福岡SUNS(サンズ、福岡市博多区博多駅東1丁目、吉野至代表)は12月5日、日本人初のNFL選手誕生を目指す新プロジェクト始動を発表した。
「SUNS NFL PROJECT」と題し、NFLへの挑戦を志す19歳から23歳までの日本人男性を募り、面談や複数の選考を経て合格した人を同社が運営する「みらいふ福岡SUNS」と3年間のプロ選手契約を交わし、契約期間内にNFLチーム内への入団を目指す。挑戦に必要なトレーニングプログラムには専門のコートによる指導が受けられ、物品、渡航費などは同社が負担。セカンドキャリア支援も整えている。また、12月15日からクラウドファンディングを通じて挑戦資金の支援も募り、「トレーニングサプライヤー」として同プログラムにチャレンジする人への協賛企業も募集する。
同プロジェクトは競技未経験者の応募も募っており、他競技の能力が応用可能と言われる「WR(ワイドレシーバー)」と「K(キッカー)P(パンター)」の2ポジションに特化したプログラム。募集期間は21年2月28日まで。4月から福岡市内を拠点に独自の育成プログラムを用いてプロジェクトをスタートさせる。12月11日時点で福岡県内、関東、関西、東北エリアから9人(うち競技未経験3人)が応募しているという。
吉野代表は「福岡から日本人でフットボール最高峰にて活躍する第一人者を発掘することで、国内全体のアメフットのレベルアップ、人気向上につなげたい」と話している。

2020年12月22発行