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日本の水産物を積極使用したキャンペーン ロイヤルHD


週刊経済2023年10月17日発行号

処理水放出で水産物輸出減少受け

ロイヤルHD㈱(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)は、展開する飲食店で国産食材を応援するキャンペーン「Good JAPAN」企画を実施する。
昨今の福島第1原発ALPS処理水海洋放出に伴い、日本からの水産物の輸出が減少する中、ロイヤルグループは、長年食のクオリティーを支えてきた漁業関係者の状況を踏まえ、国産食材を応援する同企画を3年ぶりに復活。日本の水産物を積極的に使用し、国内消費を伸ばすことで水産業界の活性化に寄与する。
同企画は「食べて応援 日本の海の恵み」をキャッチコピーに、第1弾は10月6日から12月5日まで、ロイヤルホスト、天丼てんや、百貨店レストラン、職域食堂において、日本の季節の水産物を使用したお勧め商品を展開する。そして来年1月からの第2弾では、リッチモンドホテル、ロイヤルガーデンカフェも加わり、日本の水産物をメインとした新メニューを提供する予定。 同社は「ロイヤルグループは、”食”と”ホスピタリティ”を事業の中心に、自らの事業活動を通じ、社会・環境問題への対応に積極的に取り組む。各ステークホルダーの皆さまとのつながりを大切に、明るい未来の創造と持続可能な社会の実現への貢献を目指したい」としている。