NEWS

  • 地域

既成概念を打破し「変革」する1年に    福岡商工会議所新年祝賀会 小川洋県知事など1400人が出席


 福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2丁目、礒山誠二会頭)は1月5日、同区のホテル日航福岡で恒例の新年祝賀会を開いた。会場には小川洋県知事や高橋直人九州経済産業局長、地元政財界トップなどが集まり、出席者数は過去最高となった昨年と同規模の約1400人だった。
 礒山会頭(西日本シティ銀行副頭取)は「今年から、新たに川原正孝副会頭を迎え、5名の副会頭、11名の部会長の皆さんと一緒に、福岡の地域振興のために全力を尽くしていく」と新体制での意気込みを語った上で、恒例の「新年の一語」として「変革」というキーワードを掲げ「変化をチャンスと捉え、未来に向けて創造し、自らが大きく変化していくことが必要。既成概念を打破し、高い志を持ち、変革の先の新しいステージへ向けて『前例は自分でつくる』といった気概で力強く邁進してほしい。商工会議所も、中小・小規模事業者支援でこれまで以上にきめ細かくニーズを汲み取り、職員一同が変革に取り組む」と抱負を述べた。
 小川県知事は「福岡県の経済は緩やかな回復傾向にあり、雇用面での改善が進み、有効求人倍率は過去最高水準で推移している。雇用の8割を担う中小企業は、まさに県の発展の原動力。今年の漢字として、酉年にちなんで『翔』の字を考えた。県民一人ひとりがそれぞれの個性や能力を発揮し、職場や地域、学校で羽ばたき、活躍される。そして、そのことが福岡県、九州、そして日本の元気につながる1年になれば」と展望を語った。