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施設案内AIアバターを導入 YE DIGITAL


週刊経済2023年12月26日発行号

同社運営の2施設で

ⅠTソリューション開発の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は12月1日から、同社運営の2施設で自社開発の施設案内AIアバターを導入した。
名称は「AIアテンダント」で、施設の前に設置されたモニターに表示される情報を説明する人型のアバター。北九州市小倉北区京町3丁目の複合施設「セントシティ北九州」8階のITカスタマサポートセンター「Smart Service AQUA(スマートサービスアクア)」と本社3階のメタバースを使用したプロジェクトルーム「ビジネスDXリーディングセンター」の2カ所で導入した。施設情報や会社概要などを学習させた同社独自のChatGPTを搭載したアバターが、来客の入室前に施設の説明や質問に音声で答える。想定外の質問には「答えにあいまいさが残ります」と画面に表示され、インターネットの情報をもとに回答する。これまでは施設案内専任のスタッフが対応していたが、同行社員でも対応可能になる。同社では「案内専任の人員を配置しないため、業務効率化を図る」と話している。
同社は1978年2月設立。資本金7億500万円。従業員579人。2023年2月期売上高は161億5105万円。