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新駅ビル開業の2011年までに「博多デイトス」を改装   博多ターミナルビル   来春から随時実施、120店舗規模に


 ショッピングセンター「デイトス」運営、管理の博多ターミナルビル株式会社(福岡市博多区博多駅中央街、速水昭正社長)は、来春から2011年春にかけて「博多デイトス」のリニューアルを進める。
 九州新幹線全線開通および博多駅ビルの建て替えにあわせて実施するもの。「博多デイトス」としては、90年以来の大幅リニューアルとなる。施設全体では営業を継続しながら、2階の飲食店フロアを手始めに、1階、地下1階の順番で来春から数回にわけて11年までに随時改装していく。全体の売場面積に大きな変更は無いが、一部で店舗入れ替えも検討していく。現在約140店舗が入居しているが、手狭な店も多いことから、1区画を広くすることでリニューアル後は約120店舗程度にする考え。同時に、柱の耐震補強工事や、店舗間の動線をわかりやすくするために、通路の曲線化なども検討していく。
 また、同社では新駅ビルに核テナントとして入居してくるであろう百貨店の売場とのすみわけを重視。地下1階に専門店、1階に居酒屋、2階に居酒屋と飲食店を集め、フロアもしくはゾーンごとの区分け、コンセプトを明確にしていく。速水社長は「駅ビル建て替えに伴い、シネコンなどが入ってくれば我々にとってもプラスになる。一方で、専門店が入ってくれば我々と差別化やすみわけが必要になるので、専門店の核テナントの行方などは関心を持って注目している」と語る。
 同社は1973年4月設立。資本金は3億円。従業員は44人(05年3月)。05年3月期の売上高は19億円。
 速水社長は鹿児島県出身。1942年4月20日生まれの63歳。