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新駅ビル「JR博多シティ」は3月3日開業へ  九州旅客鉄道    ビル全体の初年売上高は約7百億円


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州・福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)は、来年3月12日に全線開通予定の九州新幹線に合わせて建設している地上10階地下3階の新駅ビル「JR博多シティ」の開業日を3月3日と発表した。
 開業日の選定理由は、全線開業の1週間前に開業したいという同社の意向と、木曜日に開業し週末の集客を見込んだ。同時に、同社が運営する複合集合施設「アミュプラザ博多」の売上目標は初年度3百億円と発表。同ビルに入居する博多阪急は年間売上目標を370億円と公表しており、地下に入居する博多1番街(14店舗)の年間売上目標20~30億円を含め、同ビル全体の売上高は約7百億円弱となる。
 アミュプラザ博多の営業面積は約5万7千平方m、店舗面積は3万76百平方m。ファッション、サービス、レストランなど約230店舗の専門店で構成し、九州初出店の雑貨店「東急ハンズ」、シネコン「ティ・ジョイ」を核店舗に据える。小倉、長崎、鹿児島など同社運営のアミュプラザの中でも最大規模の施設となる。唐池社長は「駅ビルだけで完結させるつもりはない。博多近辺や天神地区への回遊性が生まれることで売り上げは伸ばしていきたい」と話した。テナントの詳細発表は1月末~2月上旬を予定している。