NEWS

  • 地域

新規事業として福岡・北九州で和食店8店舗を展開へ   千草   東京都の大戸屋のFCで九州初進出


 北九州市内でホテルや結婚式場を展開する株式会社千草(北九州市八幡東区西本町一丁目、小嶋一碩社長)は、このほど新規事業として和食レストランのFC事業に着手、まずは福岡市と北九州市に五~八店舗を出店する。
 これは、和食店チェーンを展開する株式会社大戸屋(東京都新宿区岩戸町、三森久実社長)の九州エリアのFCとしてスタートするもの。展開する店舗は「大戸屋ごはん処」で九州では初めて。第一段階として、福岡市内に三~五店舗、北九州市内に二、三店舗出店する考え。出店場所は都心部、郊外ともに検討しており、ショッピングモールからの出店要請もあるという。出店規模は、都心部の場合で約二百平方メートル(六十席程度)を想定しており、将来的には九州全体で三十~五十店舗体制を目指す。「和食主体のファミリーレストラン」をコンセプトにしているが、工場を設置せず材料のカットを含めほとんどのメニューをそれぞれの店舗内で調理するのが特徴。また、セルフサービスではなく、フルサービスを実施していく。同社担当者は「安全・安心なものを新鮮なままで提供する」としている。

 九州1号店を早良区西新5丁目にオープン
 また同社は昨年十二月十九日、福岡市早良区西新五丁目に「大戸屋ごはん処福岡西新店」をオープンした。FC事業の開始に伴いオープンしたもので九州で一号店目。
 場所は、同町の脇山口交差点近くで西新商店街内の福岡西新ビル一階。店舗面積は約百八十五平方メートルで、座席数は五十六席。メニューは和定食と一品料理など五十種類程で、五百円台の定食や百円からの小鉢などをそろえる。日替わり定食はメニューに無いが、期間限定商品を随時提供していく。客層の六〇%は女性で客単価は六百七十円。一日約十回転するという。
 同社は一九七三年設立。資本金は五千万円。従業員は百二十一人。売 上高は二十五億五千万円(〇四年六月期)円。北九州市内にホテル、結婚式場を展開する。
 「大戸屋ごはん処」は株式会社大戸屋がFC本部の和食チェーンで東京を中心に、仙台、札幌、大阪、沖縄などに展開している。

2005.1.25 発行 週刊経済より