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新築分譲マンションに顔認証を初導入 第一交通産業
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週刊経済2024年6月26日発行号
八幡西区に完成の20階建て物件に
タクシー大手の第一交通産業㈱(北九州市小倉北区、田中亮一郎社長)は2026年2月に完成する同市八幡西区熊手2丁目の新築分譲マンションに顔認証プラットフォームを導入する。
入居者への利便性向上、およびセキュリティ対策で設置した。導入したプラットフォーム「FreeiD(フリード)」は東京都新宿区のDXYZ㈱(木村晋太郎社長)が開発。スマートフォンアプリから顔を登録すると、マンションへの入退に加え、ほかの顔認証AIとの連携で本人確認、決済などもできるもので、九州の新築分譲マンションで「フリード」を導入した初の物件となる。今回導入した鉄筋コンクリート造り20階、15階建ての「グランドパレス黒崎マークスタワー」は、敷地面積2205㎡、延べ床面積1万4302㎡の総戸数139戸のマンションで、エントランス、サブエントランス、宅配ボックス、フィットネスルーム、2カ所の通用口、計6カ所に設置した。今後は開発するマンションへの導入に加えて、タクシーやバス事業などさまざまな事業での展開も検討している。同社では「新たなまちづくりの実現、地域社会の発展を共同で目指す」と話している。