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新築マンション3棟に新型エネファーム供給 西部ガス
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福岡市と北九州市で179戸へ
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は、福岡市と北九州市の3棟の新築分譲マンション(179戸)に、4月に発売したエネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)の新型機を供給する。
新型機(アイシン精機㈱製)は固体酸化物形燃料電池(SOFC)(※1)と呼ばれるタイプで、発電効率は世界最高(※2)の55%(※3)。燃料電池ユニットの小型化により、設置面積を現行機種より約20%削減することで設置スペースに制約のある集合住宅への設置性が向上した。エネファームを採用するマンションは、福岡市東区のアイランドシティの「フォレストプレイス香椎照葉ザ・テラス03(住戸数96戸)」の全戸と同市中央区の「オーヴィジョン六本松(53戸)」の12戸、北九州市小倉北区の「シティガーデンBONJONOテラス(71戸)」の全戸の計179戸。
同社では2009年からエネファームの販売を開始。今年2月には累計販売台数(設置ベース)が1万4千台を超えた。「今後も『エネファーム』の提案を通じてお客さまの快適な暮らしづくりに貢献していくとともに、省エネ・環境の保全といった社会的ニーズに応えていく」と話している。
※1 燃料電池反応を起こすセル内の電解質にセラミックスを用いた燃料電池。発電効率が高く「電気の使用量が多い」利用者に適している。
※2 定格1kW以下の「エネファーム」を比較(2020年2月1日現在、アイシン精機調べ)。
※3 約3時間以上安定して定格発電を継続した際の発電効率。
2020年4月7日発行