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新福岡ビルにイノベーションキャンパス開設 西日本鉄道と米CIC
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週刊経済2024年1月16日発行号
開業前にベンチャーカフェも展開
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)とCIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市、ティム・ロウ創業者CEO)は、2025年春開業予定の新福岡ビル(仮称)に、イノベーションキャンパス「CIC Fukuoka(シーアイシー フクオカ)(仮称)」を開設する。
CICのイノベーションキャンパスは、快適なワークスペースや入居するスタートアップの成長を強く後押しする支援プログラム、グローバルなコミュニティを提供している。CICの東京に次ぐアジア2拠点目の開設を目指し、両社で2022年7月から検討を進め、このほど正式に決定した。 同施設は同ビルのコンセプトである〝創造交差点〟の象徴であるスカイロビーの7階に位置し、ビル内のさまざまな機能を交わらせることで、集団の枠を超えたコミュニケーションを誘発する狙い。施設の面積は約3500㎡で、24時間365日利用可能なプライベートオフィス約140室(1~4人利用)やコワーキングスペース約40席、会議室14室、アメニティスペース(キッチン・カフェスペース、ゲームルームなど)を計画している。
同施設開設に合わせて、CICの姉妹組織でイノベーションコミュニティを世界14都市に展開・運営する非営利団体「Venture Café」と西鉄が協働し、『Venture Café Fukuoka(ベンチャーカフェ フクオカ)(仮称)』をビル開業前の2024年秋に立ち上げ、誰もが気軽に参加できる多様なプログラムを毎週天神エリアで開催する。毎週という高頻度でプログラムを実施するのはアジアでは「Venture Café Tokyo」に次ぎ2拠点目。25年春の新福岡ビル開業後には、6階スカイロビーにおいて「Venture Café」のプログラムを展開することで、オフィステナントやCICの入居者、来訪者など多様な人々がつながり、新しいビジネスや文化を生み出すコミュニティの創出を目指す。