NEWS

新社長に38歳の岡野武治常務   岡野バルブ製造


正敏会長、正紀社長は退任

バルブメーカーの岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区、岡野正紀社長)は1月10日、新社長に岡野武治常務が就任する人事を内定した。岡野正敏会長、岡野正紀社長は退任する。異動予定は2月27日付。
岡野武治氏は1981年7月1日生まれの38歳。現会長の岡野正敏氏の長男。上智大学経済学部卒。2006年同社入社。12年2月取締役総務部長兼経営企画室長、15年1月取締役管理統轄兼経営企画部長、16年2月常務取締役管理統轄兼経営企画部長を経て、同年12月から常務取締役管理統轄兼経営企画本部長を務めた。
役員を退任する正敏会長、正紀社長は顧問に就任する。また、佐藤俊雄取締役、太田利弘取締役の退任も決まっている。

執行役員制度を導入し6人を選任

また同社は、2月1日付で執行役員制度を導入することを決め、6人の執行役員を選任した。
経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を分離することで、経営の機動性を高め、コーポレート・ガバナンスの強化を図ることを目的とする。また、執行役員制度の導入により、人材登用の機会拡大を図り、次世代の経営人材の育成を目指す狙いもあるとしている。
同社初の執行役員に選任されたのは、荒内洋経営本部次長兼バルブ事業部長、丹野信康メンテナンス事業部長、酒村恵介ERD事業部長兼バルブ事業部技術部長、堀口優経営本部次長兼VQ事業部長、小原隆品質保証部長、石田仁バルブ事業部技術部次長兼岡野クラフト株式会社常務取締役。30代から50代の比較的若い世代の人材が登用されており、現社長・会長の退任の人事と合わせ、経営の若返りを進める姿勢を鮮明にしている。

2020年1月28日発行