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新社長に諸藤俊郎常務取締役が就任  モロフジ    諸藤雅人社長は相談役に


 包装資材メーカーの モロフジ(筑紫野市武蔵3丁目)の新社長に8月3日、諸藤俊郎(もろふじ・としろう)常務取締役が就任した。世代交代に伴うもので、諸藤雅人社長は相談役に就いた。
 諸藤新社長は前社長の長男でみやま市瀬高町生まれ、太宰府市出身。1977年4月21日生まれの39歳。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒。大学卒業後は証券会社に入社し、約4年間営業職を勤め、その後04年に モロフジに入社。入社後の約2年半は営業職を経験し、06年8月から常務取締役を務めていた。趣味はキャンプとテニス。諸藤社長は「今後は国内だけでなくグローバルな視野を持ちながら海外展開にも注力していきたい」と抱負を語った。

 「モロフジHD」設立し、持ち株会社体制に移行

 また同社と、グループ会社3社は8月31日、持ち株会社のモロフジホールディングス を設立し、その傘下に連なる持ち株会社体制に移行する。
 モロフジホールディングス は昨年グループ会社の名義で借りていた福岡市中央区白金1丁目のニチエイ白金ビル4階事務所を本社とした。新本社のフロア面積は約25平方m。資本金は1000万円で社長は モロフジの諸藤俊郎社長が兼任する。従業員は現時点で社長のみだが、今後は5人程度に増やす方針。現在、株式の移行手続きの最中で、年末にはすべて体制が整う予定。
 傘下の子会社には、包装資材メーカーの モロフジ、熊本の自社工場2カ所を運営する プラトム、インターネット通販サイトの構築や通販事業の支援などを展開する アールコア、長崎県産の野菜などを通販で展開する地のものファーム の4社が入り、社長はすべて諸藤俊郎社長が兼任する。
  モロフジは1989年2月設立。資本金1000万円。熊本に工場2カ所のほか、東京、大阪、ベトナムに拠点を構える。従業員数は モロフジが38人、グループ全体では約150人。16年8月期の売上高は約24億円、グループ全体では約40億円を見込んでいる。